この仕事をしている理由
「先生はどうして、この仕事をしているんですか?」
「先生はどうして、今も休日に勉強会やセミナーに参加するんですか?」
患者様からよくいただく質問です。
理由は
「好きなことが出来ないつらさを知っている」
「好きなことを我慢してほしくない」
からです。
高校3年生になる春
小さい頃から大好きだった野球が
ハッキリ言って楽しくなくなりました。
ピッチャーをやっていた私は肩の「痛み」で
思ったプレーが出来ず悩んでいました。
「8割の力でも良いから投げられるようになってくれたら」
そんな期待を胸に勇気を出して
初めて整骨院に行き、治療を受けました。
ところが・・・
週に2回以上のペースで
3ヶ月以上通うもほとんど改善しません。
こんなものなのか・・・
と諦め、最後の夏の大会が終わりました。
辛かったです。
大好きな野球がどんどんつまらなくなっていくことが。
もし、あの時ちゃんとした治療を受けることができたら
もう少し長く野球が楽しく出来たのではないか?
(仮にそうなっていたら今の仕事はしていないのでそういった意味では、その整骨院に感謝ですが・・・笑)
そんな時に
「痛みがあることにより好きなことが出来ない」
「高校時代の私のように、治療を受けたけど改善しなかった」
そんなお悩みを持った方に少しでも力になりたい!
そう思った事がきっかけでこの道を目指し専門学校へ。
授業が終われば、様々な痛みを訴えられる患者様に対して必死に施術をする毎日。
特に腰の痛みを訴えられる方が多く
当初私は患者様が痛みを訴えられている
場所への施術を行っていました。
しかし、どれだけ腰に対して施術をしても腰痛はなかなか改善しません。
本当に悔しかったです。そして患者様に申し訳なかったです。
「自分が高校生の時に思った事と同じ思いを患者様にさせてしまっている」
それから必死に勉強をしました。
休日を利用し、毎週のように治療家向けのセミナーに。
勤め先からセミナー代が支給されることはほとんどなく、生活は大変でしたが
少しでも今より患者様の痛みを和らげられるようになりたい!
という思いに突き動かされ、セミナーに通っているうちに
「慢性の痛みの原因は、痛い場所にないことが約8割」
ということに気づきました。
そこで、実際にその理論を使い患者様に施術させていただくと
今まで痛みを改善できなかった患者様の痛みが改善できるように。
そして、以前より患者様に喜んでいただけることが圧倒的に多くなりました。
そこで
「自分にしかできない施術をして、もっと多くの人により楽しい人生を送ってほしい!」
「患者様が諦めかけていた痛みを改善し好きなことが出来るお手伝いをしたい!」
そう思ったことが
「この仕事をしている理由」
「開業させていただいた経緯」です。
今回はだいぶ長くなってしまいましたが(笑)以上です。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!